和田的氏(1978生)は、その研ぎ澄まされた緊張感のある造形性で、完成度の高い白磁・青白磁を発表してきました。近年では、各陶芸賞での受賞を重ねるなど、着実な活動を続けています。
白磁の色と直線の見せる明快で力強い造形は、ろくろ引きした形を乾かした後、少しずつ時間をかけて削り込み作り出されます。そこには、土との格闘の上、目的とする形にミクロの単位で迫ろうとする凄みが感じられます。
この度の水戸忠交易における個展では、これまでの作陶を振り返りつつ、新たな試みとなる大作をテーマに据え更なるスケールの作品19点を展観いたします。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
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